どうも、ぱとかわいです
本日より新聞で気になった記事を要約し、自分なりの考えを公開していきたいと思います
さて、本日はこれ!!
定食店「大戸屋」を手掛ける大戸屋ホールディングスは14日、生鮮宅配のオイシックス・ラ・大地と業務提携すると正式発表した。コロワイドの敵対的TOB(株式公開買い付け)に対抗するため、友好的な買い手となるホワイトナイト(白馬の騎士)を探すのが難航している。TOBの期限が25日に迫るなか、オイシックスと組んで成長力を示し、コロワイドをけん制する。
引用:2020/08/15 日本経済新聞 朝刊 11ページ
このニュース、若干ニュアンスは違いますが
半沢直樹でやっていた「スパイラルVS電脳」みたいな感じですね
互いが出している公式のリリースを見ると、ドラマより泥沼化しているかもしれません
記事の要約
- 大戸屋はコロワイドからのTOBに対抗するため、オイシックスとの業務提携を発表
- コロナウイルスの影響により、ホワイトナイトが現れない
- 大戸屋、オイシックスそれぞれのメリット、そして今後の食市場は
こんな感じでしょうか?
大戸屋
半沢直樹的に言えばスパイラルの立場でしょうか
東京中心で展開している外食企業ですね
コンセプトは「町のごはん屋」
外食チェーンでは非効率とも思える「店内調理」にこだわっており、根強いファンがいる様子
関東での展開が多く、郊外店舗多めのため
大阪で住んでいる僕は食べたことないですけど、美味しそうですね
こういうお店が家の近くにあれば利用してみたいなと思えますね
なかなか泥沼化しているなと思ったのが
大戸屋の株主に訴えかけているメッセージがこんな感じでした

「俺らをあんなマニュアル飲食チェーンと一緒にするな!!」のメッセージを訴えている感じがしますね
コロワイド
こちらは「電脳雑技集団」でしょうか?
(注:記事から読み取っているだけです)
「牛角」「かっぱ寿司」「甘太郎」と超有名チェーンを多く擁した外食界のトップ起業ですね
売上規模は大戸屋の10倍以上あります
7月9日に公開買付開始して、8月25日に期限が迫っています
こちら側からも泥沼化がわかるのは、
7月27日に大戸屋に対して、独立社外取締役5名へ意見書を出しております
内容の趣旨は、
「ちゃんと中立立場で物言え!!大戸屋の味方ばかりしやがって、株主に公平は判断を促すのが仕事やろ!」
ってこと言ってます
ちなみに、コロワイドはTOBに対して46%のプレミアム価格を載せています
オイシックス
大戸屋の切り札として投入されたのが「オイシックス」
マーケティングの勉強などで、よく題材にも上がる勢いのある優良企業ですね
有機野菜の宅配サービスを中心としながらも、幅広く食のニーズを満たしている同社の決算は今期も売上・利益共に過去最高の、食業界の中で勢いのある会社ですね
理由としては、生活の多様化や食の安全に注目されていること、そして何よりコロナウイルスの影響で在宅する機会が大幅に増えたため、「内食」「中食」の機会が圧倒的に増えたことでしょうか
記事から感じたこと
大戸屋VSコロワイドは、今月には決着がつきます
また、どちらの会社が良いとかはないので(そもそも利用あまりしたことがないw)、
ただ、食市場の世界について感じたことがあります
外食業界の現状
これは外食業界が今かなり厳しい局面であることがわかりかした
大戸屋もコロワイドも4−6月決算は赤字でした
別にこの2社だけでなく、外食業界のほとんどは赤字決算か大幅な減収減益です
理由は明白で、コロナウイルスによる客足が遠のいたことにあります
オイシックスの好調さ
一方で、オイシックスは売上・利益ともに好調です
何故なのでしょうか?
先ほども触れたように、こちらは宅配サービスなどが主要事業なので、家に閉じこもった人が多いほどサービスの価値が高まります
恐らく今後も伸長していくのではないでしょうか?
ここから読み取れるのは、
「食全体の市場は大幅には減少しない」ということ
(もちろん人口減で市場は少しずつは縮小しますが…)
もっと詳しくいうと、
「外食」の減少は「中食」「内食」へ移行している、と言えます
※中食:調理された食品を購入して家で食べること
※内食:素材を買ってきて家で調理すること
そりゃそうですよね
皆さんもコロナ以後も一日三食ちゃんと食べているでしょ?
でもね、料理作る奥さんやお母さんたちは毎日メニュー考えるの大変なんですよ
そこにオイシックスのようにキットになっていて、食材も安心安全なものであれば、
そりゃ買うわってなりますよね
今後の食市場の展望
で、結局何が言いたいかというと…
食業界は今後、
「外食」「中食」「内食」の垣根を越えて、サービスを展開していく必要がある
ということです
もちろんは今は「中食」「内食」業界は調子が良いかもしれませんが、外食の猛者たちが既に殴り込みにきており、彼らのネームバリューは知名度も高く、ファンが根強いところが多いです
人の胃袋の数は大きく増えることはないですが、1人1日3食の数字は変わらず需要としてあるので、
その1食1食にいかに価値を高められるかが勝負ですね
また、外食市場は逆風ではありますが、アフターコロナの中では新たに価値を再確認されると思います
これだけITが発達して、リモートとか言われることによって、
以前よりも「直に体験できること」への価値が高まると思います
それはエンタメもそうですが、外食もそこに価値を見出す企業が生き残ると思うので、
大戸屋のいう、「町のごはん屋」の価値を体験することで高める戦略が期待されます
それでは