キャリア

地銀若手は今すぐ転職すべき理由【お金編】

どうも、ぱとかわいです

地銀の暗いニュース見つけました

一言でいうと、地域金融機関は「瀕死状態」です。地銀の場合、2019年3月決算で全105行の4割を超える46行が本業で赤字です(金融庁)。うち27行が5期以上連続の赤字です。専門家・関係者の間では、「生き残ることができるのは半数以下」「20行もあれば十分」と言われています。苦境の最大の原因は、地域の人口と企業が減少し、融資先がなくなっていることです。さらに、2013年から続く日銀の金融緩和で金利が消滅し、ベースとなる預貸取引で収益を上げられなくなったことが、追い打ちをかけています。

出店:東洋経済「地方銀行の崩壊」コロナが映す暗い未来予想図」

僕も元地銀の行員ですが、今後も厳しい見通しは否めませんね

だからと言って

<br>

業況は悪いかもしれないけど、給与水準は高い方だし、
なかなか転職に踏み切れないなぁ

そもそも転職したからと言って給与増えるとは限らないしなぁ

そう感じている地銀の若手は多いと思います

二の足を踏む理由としては

  • 銀行でしか働いたことないし、転職して大丈夫なのか?
  • ビジネススキルが通用するのか?
  • どんな業界へチャレンジすべきか?

などなど色々ありますよね

ただ
3年前に地銀から大手企業へ転職した僕が言えるのは
今すぐ転職しろ!!」の一言です

僕は転職した方がメリットが多く
絶対転職した方が良いと考えております

その理由は
「キャリアアップ」
「スキルアップ」
「自分の価値再確認」
などなどたくさんありますが

本記事では転職にまつわる「お金」の面に焦点を当てたいと思います

僕は結婚5年で資産2,000万円を築き
来年新築マンション購入を控えておりますが
3年前の転職で貯金や運用にお金をまわせたのが大きな原因です

地銀若手の中でも特にお金で悩んでいる人は最後まで読んで頂けると幸いです

給与

平均給与の相場

まずは、地銀の平均年収を調べてみましょう

出店:東京商工リサーチ「国内銀行79行「平均年間給与」調査(2020年3月期決算)」

大手行(762万5,000円)に対して、地方銀行(621万4,000円)でした
でもこれ従業員の平均年齢に対しての平均年間給与です

銀行は役職とともに給与ががくんと上がるので若手は我慢の期間です
転職前僕は30歳目前で年収500万円でした

次に30歳の平均年収です

30歳の平均年収は約380万円

出店:リクナビNEXTジャーナル「キャリアで差がつく?30歳ビジネスパーソンの平均年収を徹底調査」

こう見ると地銀は平均年収よりは高いようですね
これが転職を阻む一因となっているのも事実です

一方、大手や高所得企業は比べもんにならないぐらいもらってます
年収トップ10の企業はこんな感じです

余裕の1,000万円超ですw
すごいですね

ぱとかわいの場合

僕が転職した会社のスペックはこんな感じです

  • 時価総額ランキング100位以内
  • 平均年収ランキング100位以内

流石に僕は1,000万円を超えてはいないですが

地銀時代の約1.5倍年収750万円ほどに年収が上がりました

年収アップ額250万円
 ※(転職後)年収750万円-(銀行時代)年収500万円

転職内定が決まり、支店長に退職願いを申し入れた際

支店長
支店長

転職!?ダメダメ絶対うちの方が安定しているだろう
給料も下がるんと違うか?どうなんだ?

と聞かれて、条件を伝えたところ…

支店長
支店長

へっ…!?

ってなりました

転職活動は内定もらうよりも、退職するのが難しいと言われますが
僕の場合はこの条件提示でOKもらえましたw

住宅費

住宅費用補助が激アツ

給与アップと双璧なして良いのが「住宅補助」です

まぁ地銀って出ないじゃないですか…
(もしかしたらしっかり補助のある地銀もあるかもですが)

理由としては以下2点です

  • 基本地元民で社員を構成しているため
  • 転勤がないため住居を会社が準備する必要がないため

僕の場合は地銀時代に結婚して
約2年ぐらいは月8万円の1LDKで賃貸暮らしをしていました

これが全国規模の大企業に転職した場合、住宅費用補助が発生します

月15万円の2LDKの賃貸マンションへ引っ越しました
もちろん、引越しにかかる「引越し費用」「敷金・礼金」なども全て会社負担です

また、今の会社は月賃料15万円のうち7割が会社負担です
よって僕の負担は月4.5万円になります

年間賃料削減額42万円
 ※(銀行時代)年間賃料96万円-(転職後)年間賃料54万円

注意点

会社の補助の仕方に気を付ける

僕の場合、現在の住居は「借上社宅制度」を利用しており
探してきた物件を会社が契約して、僕に貸しているという契約です

不動産会社に家賃15万円を支払っているのは会社で
会社は3割にあたる4.5万円を僕の給与から「社宅使用料」という形で天引きしています

この制度の方がお金の面ではすこぶる良いです

一方、「住宅手当」として基本給与にプラスされる場合
額面給与が高くなってしまい、所得が増えるため所得税が多くかかってしまいます

もし住宅補助を転職軸に考えている場合は、しっかり確認しておいてください

住宅補助=転勤がある

地銀も銀行員であることから「転勤」は避けることができない宿命です

ただし
地銀は転勤範囲が限られたことはある意味大きなメリットです

これが大企業になってくると、全国勤務はほぼ避けることはできません

僕も転職後、最初の勤務地がたまたま同じ地域であっただけで
次に転勤時には北は北海道から、南は沖縄までどこに異動するかは分かりません
(マンションせっかく購入したのに…)

生まれ育った故郷以外で仕事したくないという人には
住宅補助の制度はあまりメリットとは感じないと思います

福利厚生

えらべる倶楽部

今の会社では「えらべる倶楽部」に加入しており手厚い福利厚生が受けられます

えらべる倶楽部は、所属の法人・組織様がご加入の“福利厚生サービス”です。
従業員・ご家族の皆様が、日常生活や旅行でご利用いただける多彩でお得なサービスを取りそろえております。ぜひ日々の暮らしに、余暇にご利用ください。

この補助金制度が年間10万円使用することができ
資格取得費用、PC購入代金、育児費用、旅行費用etc…
一部補填に当てることができます

めちゃくちゃお得です
地銀時代にはなかった制度でした

年間一部補填費10万円

営業手当

これも僕が働いていた地銀ではなかったのですが
今の会社では営業マンには手当が支給されます

1日あたり2,500円ですが
1ヶ月20日勤務していたとすると月5万円になります

支給には1日4時間以上営業に出ていることが条件にはなりますが
普通営業していれば出るじゃないですか

これめちゃでかいです

しかも給与支給とは別であるため給与明細には載りません

どういうことかと言いますと
完全に所得税対象外の収入になります

もう一度言います!めちゃでかいです!!

これももしかしたら地銀によってはある制度かもですが
僕の働いていたとこにはなかったので恨みしかないですw

年間営業手当60万円(変動あり)
※月5万円×12ヶ月

まとめ

あくまで僕の例ですが転職してお金の面でプラスに働いた部分をあげてみました
それではまとめたいと思います

  • 年収アップ額   250万円
  • 年間賃料削減額   42万円
  • 年間一部補填費  10万円
  • 年間営業手当  60万円

合計なんと362万円

これが転職後、可処分所得として増えたお金です

これだけ増えると
資産形成する上でかなりプラスに働きます
(事実僕は転職後に貯金・運用額が大幅に増えました)

もし今、地銀の若手の人でお金面で悩んで転職に悩んでいる人がいるのであれば
今すぐ転職サイトで応募することをお勧めします

働いた成果やスキルに見合った報酬を与えてくれる会社は世の中にはたくさんあります

是非、自分の殻を破ってみてはいかがでしょうか

それでは